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4年ぶりの帰郷(2005年新春)


 子どものころの友達、中学から大学までの同級生。久しぶりに会えて、非常に嬉しく、清々しい気分です。また、友達・同級生から中国の変化を感じ取りました。
 中国の変化と言いましても、道路が広くなったり、ビルが高くなったりという変化は以前から感じていましたが、今回は人々の変化を感じました。人々の話、生活習慣から、様々な変化を感じ取りました。特に人々の仕事への意識が向上していました。企業での競争も激しくなり、また外国から帰国した人材、優秀な人材を積極的に幹部に登用されていました。幹部であろうが、一般社員であろうが、みな仕事に一生懸命で、向上心がありました。
 この点は非常に嬉しく思い、中国語を学ぶ意義もこれから更に向上するのではないかと感じました。
 また、日本への興味も非常に有り、人々はメディアからの情報だけではなく、私に積極的に感想や意見を求めました。例えば、
日本人のほとんどの人が中国に対して友好的であること。教科書も中国と違い、数多く存在し、出版されたからといって、採用されるとは限らないこと。右翼団体のような考えを持っている人は非常に少数で、日本人から見ても理解されないことであること。靖国神社についても日本には神社が多くあり、その中の一つであること。またその由来について。
などなど、私が長く日本に滞在している経験や生徒から聞いた多くの話を出来る限り公正に話したつもりです。また、実際に日本に来てみることを勧めました。生徒が実際に中国に行った感想では、皆さん中国に関する概念が非常に変わったとおっしゃっていました。中国の人々も実際に日本に来ることによって、大きく日本に対する概念が変わると思います。
 中国が私の故郷でしたら、日本は私の第二の故郷です。これからも日本、中国、双方の人々がよりお互いを知り、それにより友好的に付き合えるよう少しでも力になればいいと思います。


                                     侯 紅葉
                                     2005新春